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序言に代えて |
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| 2010年9月27日に勃発し、同年12月31日に終結した環太平洋戦争(通称、ベルカ事変)について、これまでに多くの論文・論考が発表され、多くの議論を経てきたが、未だに解明されていない事実が多い。 |
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一番の理由は、環太平洋戦争に関連した多くの資料が連邦政府により機密指定され、私たち民間人が目を通すことが未だにできないからだ。そのため、環太平洋戦争への言及も、その多くは推測に頼った面が多いものが過半である。
この点に関して、ビンセント・ハーリング前大統領が昨年の議会で公約した2020年の全資料の機密指定解除を迎えるまでは、改善を迎えることは難しいだろう。 |
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もう一つの理由に、すでに公開されている環太平洋戦争および環太平洋戦争に関連した資料の調査、整理ですら未だに中途にあることである。すでに多くの研究者の手により精力的に調査が加えられているが、残念ながら、その膨大な資料の山すべてを選り分けたとはいえない状況である。そのような現状のなか、研究者を苦しめる資料が加えられた。
環太平洋戦争の遠因といわれるベルカ戦争。そのベルカ戦争の連邦政府により最後まで機密指定を受けていた資料が、情報公開法に基づき、戦争終結から20年目にして公開されたのだ。 |
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公開されて資料は多岐に渡るが、そのなかで私は一つの記録に着目した。
それは、連合軍、ベルカ軍双方のパイロットたちの肉声を記録したヴォイスレコーダーや交信記録等の音声記録である。一部を聞いたが、過半は作戦遂行のための事務的会話ばかりだったが、中には、少々品のないジョークを主とした僚機との他愛のないやりとりや、緊迫した戦闘の中で思わず漏れたパイロット達の本音なども記録されていた。 |
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私は、この膨大な音声記録をデータベース化し、ベルカ戦争そして環太平洋戦争に関する資料の1ページを増やしたいと考えている。データベース化後はネット上に公開することを検討している。ネット上でならば多くの人が目を通すことができるからだ。結果として、両戦争の研究の促進の一助になればと考えている。
しかし、残念ながら私一人の力では、膨大な音声記録のすべてをデータベース化することは困難だ。そこで、ネットの特性を活かし、この計画に賛同していただける有志に、データベース化をご協力いただきたい。
パイロット達が戦闘でさなかに発した肉声を記録化していくことは、ベルカ戦争の一断面を知るうえで、そして、戦争全体を考察していくうえで、価値のあることだと考えている。多くの有志に参加を願っている。 |
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追記
喜ばしいことに、先日、計画を聞きつけたOBC記者ブレット・トンプソン氏からデータベース化への賛同を得ることができ、さらにトンプソン氏から2006年3月26日に放送されたOBC特集「Warriors and The Belkan WAR」の取材テープ、取材ノートを譲っていただくことができた。
トンプソン氏の取材テープ、取材ノートも、貴重な2次資料としてデータベースへ収納したいと考えている。 |
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2015年3月15日
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アイン・ファルケ
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